Home / 2014マスキ

2014マスキ


日程 5/25 当日発日帰り
山域 西丹沢 中川川流域 マスキ嵐沢
文責 勝見真悟
目的 新歓の最終段階として新入生に沢登りの経験を積ませる。+二年の沢トレ
メンバー W3 勝見(CL) W2 小池(SL) W3 松島(医療) W1 脇田 W1 弥永 W1 大森
コースタイム 西丹沢自然教室(7:40)-0:25-大滝橋(8:05)-0:30-入渓地点(8:35)-準備0:20-入渓(8:55)-0:25-F1下(9:20)-0:30-F3下(9:50)-0:40-F3上(10:30)-0:25-F5下(10:55)-0:55-二俣(ケルン)(11:50)-0:10-F6下(12:00)-1:15-F7上(13:15)-0:45(うち20分休憩)-土管(14:00)-1:05(うち20分休憩)-西丹沢自然教室(15:05)
合計7:25 沢中5:05
参考遡行図 東京起点120ルート(今回下部で崩落があったようで沢の外観が変化していた。詳しくは後記) フォールナンバーは部の記録に合わせた。最後の滝をF7としてある。
参考地形図  1/25000地形図 中川 参考エアリア 丹沢
参考部内記録 2013相馬P 2012佐藤P

対処
入渓まで
西丹沢自然教室から出発、トンネルを越えた大滝キャンプ場の看板から右折(テープあり)。舗装道路と未舗装道路は左。畔ヶ丸方面へ。あまり問題は無いが、地形図で分かる通り、堰堤を4つ見てから入渓する。マスキ嵐沢の看板がある地点で装備準備。
3mナメ滝 入渓して最初に現れる滝。左からも右からも登れるが、右の方が簡単。筆者以外は左からフリーで直登。左岸に人工支点一個。PRたらす程度には使えそうである。下降時はPR使ってCDか
4m 右からフリーで直登。簡単。左岸に人工支点一個。CDの時は不安ならば左岸の立木や人工支点からPRたらすといいんじゃないでしょうか。懸垂も十分できる。左岸の立木は多い。
F1 左よりから直登。最初左へ逃げて、途中右へトラバースする。左岸巻きも可。今回確保もPRも出さなかったが、PRを出す必要性はかなり感じた。前の記録でも出しているところである。下降時は巻道から降りる。
ここらへんは倒木もたくさんあり、地形図にない沢線も入っており、一番荒れて居た場所。F1も多少変化したように思われる。F2からルートは安定する。
F2(トイ状4m)水流中を直登。何も出さなかった。釜から乗り上げてもよし。右からぬれずに入るのもよし。とりあえず、水流中の足場を見つければ勝ち。左岸に人工支点あり。下降時は遠くの立木から懸垂下降の必要がある。
F3(2段7m)全く問題なし。確保支点は左岸の立木からPRで延長してとる。人工支点は見当たらない。最初水流から入り。右へ登り、最後は木の根をつかんでもよし。または水流入る前に右へトラバースし少し左へ戻り、あとは一緒。最初上級生二人がフリーで登り、1年生を確保。ラストはフリーで直登。
F4(2段10m)F3のすぐ後に現れる。下段は細かい倒木がかかっているが簡単に越せる。上段は右へトラバースし、水流中を直上するが、右上へ抜ける。左岸の立木からPRを出すせる、確保するなら右岸の遠めの立木から支点構築可能。今回は全員フリー。
3m 真ん中と左にルートがある。全員フリー。左の濡れたところから入るのが簡単かな。
F5(8m) 中盤で右へ移る時の手がかりが遠い。左岸からPRたらしたがあまりうまくいかなかった。結果的に全員フリー。右に登れたらそこから、そのまま真上に直上。
6m 右からが簡単。左からでもいける。皆フリーで直登。
4m 記憶無し。
820m付近 最初に右から大きい沢線が入ってから本当にすぐに左から沢線が入る場所がある。ここは順路は左、右の順番。
次にくる二俣も右。その次の分岐、大きい沢線が地形図でも入っているが、(840m付近) そこは左。赤テープあり。
880m付近の二俣はケルンがある二俣。もちろん右。ここから10分足らずでF6。この10分足らずの間に沢線を間違える可能性が高いのできちんと読図する事。強いて言えば一つ目立つ沢線があって、右に本来の沢線からかなり高度を上げるように見える大きいものがあるが、そこには行かない事。
高度に関しては高度計を使用しているが、正確なものとは限らないので逐一必ず読図する事。分岐に関しては記録は参考までに留めその場で読図する事が重要となる。
F6 (5m) 皆フリーで直登。階段状だから簡単。すぐにこの後F7
F7(10m) 巻道は左岸巻き。確保支点は右岸の落ち口にぺツルボルト、ハーケン、リングボルトがあった。前者2つで確保。中間支点は3つあった。中段を越えてしまえばあっけなく終わる。1年生は全員確保で直登。ラストは時間短縮のために、巻道使用。トップ二人は巻道使用。ボルトは昔よりさびてきてるように見えた。
ツメ 一番広い谷をツメた結果権現山と土管の間の小ピークのコルに着いた。残置ロープ有り。信用できる。別に使わなくても十分に登れる。
土管で180度ターン。下って、西沢出合を目指す。
徒然なるままに
前夜発の予定が結局早朝当日発になった。小池はなんやかんやで全然寝てないらしくこちらとしてもかなり不安。3時間強で奥のキャンプ場の駐車場に止める。au電波は入らないが、Docomoは普通に入る。おそらくここら一帯はdocomoとsoftbankは電波塔の都合でかなり入るのではないか。ここで入山連絡。西丹沢自然教室で計画書の提出。小池がここで出すのを忘れそうになる。トイレもある。お祭りがあるらしく老若男女でラジオ体操をしていた。ご苦労さまです。そのまま入渓点まで行くがリミットを9時にしていたので相当ギリギリだった。最初の滝に変化は無かったが、F1付近は倒木やら崩落やらでかなり様子が変わっていた。そこも終わると無事に見慣れたトイ状を見つけられたが、一貫して沢相が汚くなったように思われる。これからはわざわざ西丹沢まで新歓で来る必要もないかもしれない。そのまま進むが、高度計が今回は前半さっぱりであったが後半は誤差10mぐらいまでに抑えられた。逆輸入ものの安物(購入当時4200円)だがこれまで立派に成果は残している。エラいぞ。俺の時計。結果として1年生がかなり登れて時間短縮にもなったが、こちらの安全確保の意識が薄かったように思える。今後は下級生に対する意識を高めていかなければならないだろう。
あと、今後2010年の寿栄松さんのパーティの記録が部内で最も参考になるのではないかと思うためここに記しておく。また以前の記録を見て訂正しておくと、2012年に自分が2m滑落した滝であるが、おそらくF5の後にある4m滝ではないかと思われる。
覚書き
GWの際行った勘七の記録が上がらないため念のため書いておくと、GW中に車を使った山行をするのは極力避けるべきではある。(山スキーは除く)それを考慮して今後山行を練ってほしい。前倒して考えれば、ネット審議の都合を考えれば9月中には2年生の初リーダー沢山行の審議を終え、10月中に入ったとしても初旬には完全に承認済みの沢山行をそろえるべきであり、文化祭の後1週間までには沢を終了させるのが良い。そして11月中旬から12月初旬にかけて雪上訓練を行うとスムーズに事が進む。同時に1月中までには春合宿の審議と並行して沢はじめの沢山行の計画を審議し、冬学期が終わるまでには承認をとることが望ましい。そして4月中は沢はじめに専念し、来るGWは電車バスで沢に行くなり、クライミングに行くなり、春山に行くなり、すれば良い。沢に関しては部の全員が関わっている(現状)ためにきっちりとしたスケジュール運びを来年からは期待したい。
現在場当たり的な冬山春山山行もいつかこのようにスケジュール立てられる事を強く望む。ここで言えるのは、11月下旬から12月初旬にかけての雪上訓練、春合宿(海外)、そして、5月末の春山登山研修を軸に決めるのが良かろうという事だけである。




     RSS of this page