日程 7/12~13 前日発1泊2日
山域 笛吹川水系東沢 釜ノ沢東俣
文責 勝見真悟
目的 長時間の沢歩きや沢泊で沢の経験を積む
メンバー W3 松島(CL) W3 津﨑(SL) W3 勝見(医療) W1 森(食当) W1 永喜(天気)
コースタイム
1日目 道の駅みとみ(5:30)-0:40-入渓点-0:25-鶏冠谷出合-0:40-ホラの貝ゴルジュ入口-1:00-山の神-0:50-乙女の滝(乙女ノ沢出合)-0:15-東のナメ沢出合-1:50-12m魚止ノ滝-1:40(千畳のナメで20分ウォータースライダー)-両門の滝下-0:25-8m斜滝下-0:50-ビバーク適地(森林台地)▲ 合計8:35
2日目 ▲(5:15)-0:40-20×50m下-0:15-ミズシ沢出合-0:40-2000m付近分岐-0:25-木賊沢出合-2:40(ルーファイミスによるロス)-甲武信小屋(休憩25分)-2:20-道の駅みとみ 合計7:25
参考遡行図 東京起点120ルート
参考地形図 「雁坂峠」「金峰山」
山と高原地図「雲取・両神」
部内資料 2010寿栄松P 2005高野P
対処
入渓まで
道の駅みとみの駐車場から出発。西沢渓谷入口へ。下にも駐車場あり。ゲートで登山届を出し、平坦な遊歩道を歩く。だいたい30分ぐらいで赤い吊橋(二俣吊橋という看板あり)が見える。これを渡った先の堰堤越えたあたりで入渓。遡行してすぐに左岸から鶏冠谷が流れている。ここで左岸をずっと歩く。困ったら赤テープがあるから良いが、設置されてる金属線はボルトも錆びており、不安感いっぱい。途中ホラ貝のゴルジュ入口に降り、左岸から巻くことになる。(ホラ貝のゴルジュは写真からすぐに分かるし、看板もある)そのまま左岸でアップダウンを繰り返すうちに山の神に到着する。ルーファイ力が試される。一日目の難所第一弾。
山の神越えたあたりから沢床に降りる。長い河原歩き。乙女の滝は看板がある。東のナメ沢出合の渡渉は水深が深かったのでスクラム渡渉。途中ナメのトラバースがあって良い緊張感。西のナメ沢越えると大きなCSが連続して2~3個ぐらいあった。金山沢、信州沢出合は看板ある。大きい岩に赤いペンキで釜の沢への大きく目印あり。勿論右へ行く。
12m魚止ノ滝 釜手前で水流横切り右岸巻き。最初の2m登るのが難しい。すぐ上の立木支点からPRたらした。
千畳のナメ 楽しい。遊べる。今回は水流多すぎて上からウォ―タースライダー
6m、2段5m共に右岸から巻き。後半から沢床におりるのにトラバースにスリング出す。残置ロープあり。信用は出来る。
6m 左岸巻き 赤テープと看板あり
両門の滝 左岸巻き。踏み跡をたどり、中ほどから滝の端の岩を登る。スリップに注意。ロープ確保はしていないが、するとしても立木支点は豊富。しかし、ロープの出し方は工夫しないと厳しい。
マヨイ沢とヤゲンの滝の真ん中から入り、左岸を巻く。ヤゲンの滝を巻くとすぐに8mナメ滝。右岸巻き。途中で残置ロープあり。
上がると開けた様子になる。左岸の赤テープをたどる。途中、ビバーク適地大量。
二日目
そのまま左岸の赤テープをたどる。途中で沢中に戻る。20×50m滝は最初右岸巻き、途中で渡渉し左岸巻き。
落ち口に着くと、ミズシ沢出合。倒木に看板がかかっている。おそらく遡行図にも倒木が書かれている。勿論右へ。右岸に崩壊地二つを見ながら遡行する。
2000m付近の分岐手前の滝は下部は水流中。途中、ツッパリで越える所があるが問題なし。上部は左岸から巻く。沢床に降りるのが少し厳しかった。右岸の巻道には残置ロープが見えたが、懸垂下降する必要があるほどの斜度だった。
矢印の円板どおり右に行く。
ここからがルーファイミス。
木賊沢出合で中間尾根から本流に対し、左岸巻き。但し、今回は途中で本流に入ってしまった。巻きが中途半端だったばかりに急な沢を登る事になった。また、左岸に入るとうっすらではあるが巻道の踏み跡があった。ただ、台風や雪崩が原因で道が荒れており、軽度の藪漕ぎを強いられた。結果として木賊沢と本流の間の尾根を登り切ってしまい、左にトラバースするも本流に戻るには遅く、ポンプ小屋の分岐の右俣入ってしばらく登った所に出てしまった。結果、危険なトラバースをして、PRを出す事になった。
今回全般に言える事だが、倒木がひどく、目印となる赤テープも流されてしまっているパターンが多かったように思われる。
甲武信小屋からは徳ちゃん新道経由で帰った。急登+岩が多いため、登山靴推奨。